スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

また会う日まで

父の闘病記録を書くのも、今日が最後となってしまいました。

父は2011年1月24日、午前4時27分に永眠しました。
89歳でした。
90歳のお誕生日まであと5日というところでした。

先日の早朝に病院から呼び出されてから4日目。
前日まで酸素飽和度は100%と落ち着いた状態でしたが、ほんの瞬時に急変したようです。

今は葬儀も終わり、遺骨になって我が家に帰ってきております。
一ヶ月以上昏睡を続けたとはいえ、頻繁に起こる不整脈や全身浮腫で、至る所から浸出液がでて皮膚細胞が壊れ、出血しながらの闘病でした。

でも、こんなになってまでも頑張った父を、私は一生誇りに思うでしょう。


テーマ : 感謝をこめて
ジャンル : 心と身体

父、終末(14)

今朝、5時半を回ろうとするころに病院より電話があった。
状態がよくないので来てほしいとのこと。
大急ぎで支度をしてでかけた。

酸素飽和濃度43%
心拍数40~50
呼吸浅くしかも遠い。
心電図も、小さな波。

いよいよかと思った。
でも、父はまだ頑張っている。

今日は主治医の外来の日。
病院に到着した時には主治医はすでに居て、ナースステーションの中でずっとモニターをみつめていた。
・・・
そろそろ9時。
主治医の外来に出る時間。
恐らく今夜まではもたないだろうと言われて外来に出て行った。
疲れているだろうに、申し訳ない気持ちでいっぱいだった。

そして父は、太陽が昇る頃、酸素飽和濃度は徐々に上がり、お昼を過ぎる頃には100%に戻った。

私達は3時過ぎまで病院に詰めていたが、とりあえず一旦引き上げる事にした。
父の顔は、痛々しいほどに傷ついてはいるものの、寝顔は安らかだ。

今夜、電話がくるだろうか?
明日まで頑張るだろうか?

私達は夕食も早く済ませ、お風呂も済ませ、体力温存で早寝をすることにした。

お父さん!
ここまで来たんだから、いっそ精一杯頑張ってください!
私達はとことん付き合いますよ。
しっかり見送ってあげるから、頑張って!

テーマ : 感謝をこめて
ジャンル : 心と身体

父、終末(13)

父はまだまだ頑張っている。
頑張っているというよりも、なかなか死ねないと言った方が当たっているかもしれない。

酸素マスクは人工呼吸器のようなもので、顔に密着していなければ機能を十分に果たす事が出来ない。そのために父は、顔に大きな傷をつくってしまい、褥瘡が顔に出来ているような感じになっている。
マスクは今までの顔半分のものから、顔をすっぽりと覆うものに変えられている。傷を避けて変えられたものだった。
また舌根沈下を防ぐために、鼻から気道にかけて器具を入れていたのだが、圧迫によって鼻の形が変形してしまった。穴が大きく上に広がってしまい、左側だけえぐれてしまっている。(今現在は外された)

体の中のタンパク質が非常に少なくなっているために、治癒力が落ち、傷もなかなか治らない。手の甲にひっかいたような傷があるが、入院したころにつくったらしいのだが未だに治らない。

昨日、そういった顔の損傷を気にして、主治医から話があった。
顔を覆うような酸素マスクから、普通の小さなマスクに変えてはどうか?ということだ。
ただそうすることによって顔の損傷は免れるが、肺の周りに水が溜まって呼吸が著しく浅い状態なので、酸素状態が悪くなり、死期を早めることになるだろう。或はそのまま長く今の状態が続くかもしれない。それはやってみないとわからないという事だった。

私達家族にしてみれば、1日も早く今の苦しい状態から楽にしてあげたいという気持ちはあるのだが、いよいよ最期になるかもしれないと思うと、早々簡単にお願いしますとは言えない。
かといって、これ以上父の顔が壊れていくのを見ているのも忍びない。

昨日は家族で話し合った。
夫は直接主治医から話を聞いてもう一度考えたいという。
今日は夫も長女も仕事を速く切り上げて、みんなで病院に行き、主治医交えてじっくりと話し合った。


主治医は父にも私達家族にも、とても親身になって考えてくれた。
かなり長時間の話し合いにも嫌な顔一つみせず、最後までつきあってくれた。

話し合いの結果は、
・父はすでに時間の問題で、尿も1日10ccちょっとで、排便もタール便になっている。
・酸素マスクは、昨日から顔全体を覆うようなものに交換して、今までの傷には触れていない。
・いずれそのマスクでも傷は出来ていくだろうが、暫くは様子を見る事も可能である。
ということなどで、あと数日様子をみるとになった。

どっちにせよ、本当に親身になって考えてくれる主治医で、何よりもそれが嬉しかった。
一時は穿った考えも浮かんだ事は否めないが、話し合えばあうほどに、患者の、そしてその家族の立場を考えていてくれることが分かった。
感謝しきれない気持ちでいっぱいだ。

その後、みんなで父に所に行った。
そしてその時も、暫くして主治医が来てくれた。

テーマ : 感謝をこめて
ジャンル : 心と身体

父、終末(12)

去年12月20日の夕方に入院した父は、翌日から意識が混濁し、その翌日の23日からはすっかり昏睡状態となっている。丸っと3週間にもなる。
主治医が居る時は、いつも話をしにベッドまで来てくれるが、昨日の水曜日もそうだった。
最初ここに来た時は年内大丈夫かと思ったけど、驚くほどよく頑張っていると言う。
もうそろそろ楽にしてあげたい。このままの状態が続くのは、あまりにも惨い。

顔中を覆うような大きな酸素マスクで顔が傷つき、鼻の上は大きく盛り上がってしまっている。両頬も鼻に通してある管の部分が傷つき、出血している。
薄い透明のテープのようなものを貼ってあるのは、おろらく火傷などの時に使うテープなのではないだろうか?
浮腫だけではなく、動脈硬化の末期で、末梢血管が次々と切れてしまってのことで、皮膚も脆くなり破けてしまうのだろう。

つい一ヶ月前まで、いろいろ体調不良を訴えながらも、ヘルパーさんの見守りでお風呂に入り、私達と一緒に食事をしていた。
たまにはいいだろうと、薄めないままの暖かいお味噌汁を「あぁ~美味しい!」といいながら飲んでいた様子を思い出す。
曾孫がくれば私達の居間まで出てきて、団欒を楽しんでいた。
今は病院のベッドで懇々と眠り続け、時折やってくる不整脈では苦しげに顔を歪め、恐らく褥瘡も一カ所二箇所ではないだろう。
私達家族も、割り切って入るつもりだが、さざ波のように後から後からと後悔の念に苛まれる。

先日看護士さんからは、褥瘡はないとの話だったが、ただ寝ているだけなのにこれだけ体中傷だらけでは、褥瘡はないというのも信じがたい。
意識があれば、さぞ苦しい事なのだろう。

私達家族は、満身創痍な父の耳元で祈りを捧げるしか出来ない。

テーマ : 感謝をこめて
ジャンル : 心と身体

父、終末(11)

尿量も少なくなり、色も当然濃くなって、呼吸も浅く、いつ何時その時がやってくるか分からない状態が続いてはいても、父は相変わらず頑張っている。
以前はこちらからの呼びかけに、多少なりの反応らしきものも見せたように感じていたのが、最近ではほんの少しの反応も見せてはくれない。

両腕は末梢血管が切れてしまっているのか、小学生の太ももほどにも浮腫んで真っ赤に膨れ上がり、浸潤するのかペットシーツのような柔らかなシートをそっと巻かれており、昨日はそれが右足太ももにまで広がっていた。
痙攣は左半身だけなので、体全体の右側にのみ、負担が掛かっているのかもしれない。
皮膚はかなり薄くなっており、ちょっと摩っただけでも剥がれてしまいそうなほどだ。
先日までシーツで保護されていた左側の腕は、今ではむくみもひき、包帯を巻いて保護されている。

何日かに一度はヒゲを剃ってもらい、爪も切ってもらっている様子。
体位交換もマメにしているようで、寝ているベッドは褥瘡予防のとてもフワフワしたマットレスだ。
褥瘡は当然出来ていないとのこと。
さすが病院ならではの看護と感心してしまう。
看護士さん達のマメマメしい看護は、どれだけお礼を言っても足りないように思う。

9日に行ったときは、例の不整脈の最中だったようだが、以前のような苦しげな表情はなく、多少呼吸が荒くはなるものの、表情は変わらない。
このままそっとそっと、その時を迎えられればと願うばかりだ。

テーマ : 感謝をこめて
ジャンル : 心と身体

プロフィール

kawasemi

Author:kawasemi
父の看病をするようになってやっと一人前の大人になったような、天然炸裂、本当に暢気なkawasemiです。
父は2011年1月24日に亡くなり、今は母を見守りながら夫と3人暮らしです。
  
にほんブログ村 家族ブログへ
にほんブログ村

カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
最新コメント
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
検索フォーム
リンク
QRコード
QRコード
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

RSSリンクの表示
最新トラックバック
興味津々
無添加化粧品の美杏香 アフィリエイト・SEO対策
     
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。