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父、終末(2)

昨日は肩で息をし、非常に苦しい状態だった。
呼びかけにも反応がないし、全身がむくみ、病院から帰る途中には、次病院に来る時は引き取りにかと思うほどだった。
風呂に入る時も食事をしていても電話に神経が集中し、私自身も異常な緊張感と不安で苦痛だった。

いろいろ後悔をしたり哀れんだり、何よりも父への感謝の気持ちでいっぱいだった。

今日24日に行ったときは、昨日よりは遥かに安定した様子で、ひょっとしたら?という淡い期待を感じさせるものだった。
相変わらず管だらけで、人が違ったようにむくんではいたものの、寝息は安らかで、呼びかけにも微妙に反応しているような気もしたくらいに。

主治医はまだ若く、それだけにとてもよく診てくれる。
見舞いに行った時に私達家族を見つけると、見舞いを終えて帰るときまで一緒に付き添ってくれる。
いろいろな質問にも、それがたとえ前日と重複するようなことでも、丁寧に説明してくれる。最後の主治医が、こんなにいい人でよかったね、じいさん。

明日はどんな様子だろう。
最後まで毎日行くからね。
ひょっとして、家に帰る事ができるかもしれない・・・。とても確率は低いけどね。
でも、主治医も「まだまだ医療を捨ててはいない」と言ってくれた。
ただ、痛いこと、苦しいことは避けてとお願いし、同調してくれた。
延命は一切断ってあるのだ。

もし、苦しいのなら、もう頑張らなくていいよ。
私達も少しずつ、今の状況を受け入れてきているから、私達の事なら心配いらない。
ばあさんだって大丈夫。後の事は何も心配いらない。

あちらでは、じいさんにとっての兄弟や両親がいるし、そこで私の悪口を言えばいい。
そのうち私も行くからさ、そしたら言い訳の一つもさせてよね。

入院する1~2日ほど前の夜中、見回りに行った時の出来事。
そっと父の顔を覗くと目が合った。眠れなかったのかな?
何故か昔のままの父の瞳。
とっ散らかってセンモウ状態にあるここ最近の父の目ではない、はっきりとした瞳だった。

私「どうしたの?だいじょうぶ?」
父「大丈夫だよ、ありがとね。あるがままを受け入れてね・・・」
私「そうだね、あるがままだね。おやすみ」
父「おやすみ、ありがとね」

これは、正真正銘な親と子としての会話だった。
私を労り、今まで通りの優しい、私の父との会話。

今生最後の会話にならないといいな。
もっといろんな事を話したいのよ、私。
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テーマ : 感謝をこめて
ジャンル : 心と身体

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kawasemi

Author:kawasemi
父の看病をするようになってやっと一人前の大人になったような、天然炸裂、本当に暢気なkawasemiです。
父は2011年1月24日に亡くなり、今は母を見守りながら夫と3人暮らしです。
  
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