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父、終末(13)

父はまだまだ頑張っている。
頑張っているというよりも、なかなか死ねないと言った方が当たっているかもしれない。

酸素マスクは人工呼吸器のようなもので、顔に密着していなければ機能を十分に果たす事が出来ない。そのために父は、顔に大きな傷をつくってしまい、褥瘡が顔に出来ているような感じになっている。
マスクは今までの顔半分のものから、顔をすっぽりと覆うものに変えられている。傷を避けて変えられたものだった。
また舌根沈下を防ぐために、鼻から気道にかけて器具を入れていたのだが、圧迫によって鼻の形が変形してしまった。穴が大きく上に広がってしまい、左側だけえぐれてしまっている。(今現在は外された)

体の中のタンパク質が非常に少なくなっているために、治癒力が落ち、傷もなかなか治らない。手の甲にひっかいたような傷があるが、入院したころにつくったらしいのだが未だに治らない。

昨日、そういった顔の損傷を気にして、主治医から話があった。
顔を覆うような酸素マスクから、普通の小さなマスクに変えてはどうか?ということだ。
ただそうすることによって顔の損傷は免れるが、肺の周りに水が溜まって呼吸が著しく浅い状態なので、酸素状態が悪くなり、死期を早めることになるだろう。或はそのまま長く今の状態が続くかもしれない。それはやってみないとわからないという事だった。

私達家族にしてみれば、1日も早く今の苦しい状態から楽にしてあげたいという気持ちはあるのだが、いよいよ最期になるかもしれないと思うと、早々簡単にお願いしますとは言えない。
かといって、これ以上父の顔が壊れていくのを見ているのも忍びない。

昨日は家族で話し合った。
夫は直接主治医から話を聞いてもう一度考えたいという。
今日は夫も長女も仕事を速く切り上げて、みんなで病院に行き、主治医交えてじっくりと話し合った。


主治医は父にも私達家族にも、とても親身になって考えてくれた。
かなり長時間の話し合いにも嫌な顔一つみせず、最後までつきあってくれた。

話し合いの結果は、
・父はすでに時間の問題で、尿も1日10ccちょっとで、排便もタール便になっている。
・酸素マスクは、昨日から顔全体を覆うようなものに交換して、今までの傷には触れていない。
・いずれそのマスクでも傷は出来ていくだろうが、暫くは様子を見る事も可能である。
ということなどで、あと数日様子をみるとになった。

どっちにせよ、本当に親身になって考えてくれる主治医で、何よりもそれが嬉しかった。
一時は穿った考えも浮かんだ事は否めないが、話し合えばあうほどに、患者の、そしてその家族の立場を考えていてくれることが分かった。
感謝しきれない気持ちでいっぱいだ。

その後、みんなで父に所に行った。
そしてその時も、暫くして主治医が来てくれた。
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テーマ : 感謝をこめて
ジャンル : 心と身体

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kawasemi

Author:kawasemi
父の看病をするようになってやっと一人前の大人になったような、天然炸裂、本当に暢気なkawasemiです。
父は2011年1月24日に亡くなり、今は母を見守りながら夫と3人暮らしです。
  
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